今回は、最近読んで好きだなと思った漫画「40までにしたい10のこと」をご紹介したいと思います。
「40までにしたい10のこと」はマミタ先生によるBL漫画ですが、心理描写が細やかでキャラクターも魅力的なんです。
あらすじをご紹介しますと、
主人公はもうすぐ40歳になる会社員・十条雀。仕事は順調だがゲイであることは隠しており、恋人も友人もなくちょっと孤独を感じる日々。そこで40歳までにやりたいことリストを作ることに。会社で一人になり、「タコパしたい」や「パフェ食べに行きたい」など他愛もないことの中に「恋人をつくる」と書いていると、10歳年下の部下・田中慶司に写メを取られてしまう。そのうえ、自分もゲイだからと一緒にリストをやることになり…。
というストーリー。
最初は10歳も離れているし部下だし、と乗り気でない雀なんですが、ちょっと強引な慶司とタコパしたり買い物に行くのが楽しくなっていきます。
一緒に過ごすうちに慶司に惹かれていく雀が可愛いし、その気持ちの動きが丁寧に描かれているので、無理なくストーリーに入れるんですよ。
慶司がまたイケメンでグイグイ来るんですけど、ファンシーなヌイグルミが好きな雀をまったく否定しないし、10も年上の雀を甘やかしてくれる包容力もあってこれがスパダリか！というキャラクター。
メガネなところも個人的に好きです。
そんな慶司が雀のことで必死になっちゃうのがまたいいんですよね。
2人のことが雀の部下にバレてしまうシーンも見どころだと思います。
とっさにごまかそうとする2人にその部下が自分は偏見ないんで大丈夫だと言うんですが、この一言で2人はすれ違ってしまうんですよ。
このシーンでの慶司のセリフがまた刺さるというか、BLを楽しく読んできた私の認識を正してくれたというか、ハッとさせられるもので…。
そんなところも含めて良いなと思った作品です。
1巻完結で読みやすいので、ぜひぜひ読んでみて欲しいおススメ漫画です！
